建築に用いる主な木材〜外国産材と日本の国有林材〜

| 北米産針葉樹 | 主なその他の樹種 |


 北米産針葉樹

スプルース
シトカスプルース

アラスカ南部からカリフォルニア州迄分布する輸入材の中でも代表的なもの。心材は淡桃色で白色の辺材との差は不明瞭。内装や造作材、家具、建具などに用いられる。

ベイスギ
レッドシダー

米杉という名前はついているが、我が国の中部地方以北に生育するネズコに外観、材質ともよく似ている。材は淡紅色から赤褐色だが日を経ると黒褐色に変化する。

ベイヒバ
イエローシダー

葉、樹皮ともに日本産のヒバによく似ており、材もそっくりだが年輪の巾がベイヒバの方がずっと狭い。材の色は黄色で特有の香気を持っている。

ベイマツ
ダグラスファー

日本に輸入されている北米材の一つ。北米では「オレゴンパイン」等とも呼ばれている。日本ではマツと称されているが日本でこれに相当するのはトガサワラである。心材の色は成長によって異なり「イエローファー」から「レッドファー」と呼び名が多い。

ベイツガ
ヘムファー

米松に次いで輸入量の多い木で製材類ではモミ類と一緒にヘムファーと呼んでいる。用途は建築、箱、パルプ材等がある。材質はもろく、水分が多く含んでいると腐りやすい。

主なその他の樹種

ラワン
フタバガキ科

輸入材の中では針葉樹のベイツガと並んで広葉樹の代表的な材である。丸太は太く60センチ以上もあり色は白いものから赤いものまで多くの種類がまじっている。ラワンとはこれら何十種類もの総称である。

パイン
マツ科

一般にはオウシュウアカマツ等と呼ばれるマツ科の材の総称である。欧州や、シベリア西部に分布。タルキや、内部造作材などに用いられエゾマツよりも高級品として扱われている。

エゾマツ
マツ科

本州の中部地方に多いトウビの原種である。材は柔らかく粘りがあり年輪は細かくすなおである。心材辺材とも白色である。

秋田杉
アキタスギ

主として秋田県米代川流域の天然林から産出するもので樹齢は200年から300年のものを特に秋田杉と称す。この地方は日本三大美林(秋田、青森−ひば、木曽−ひのき)の一つに数えられる。徳川時代佐竹藩が大事に守り育て、また明治以降も国有林として育成される。

木曽桧
キソヒノキ

木曽川上流の流域は日本三大美林の一つとして広く知られている。江戸時代に尾張徳川藩の管理がよく行われ、今日のような美林の基礎が出来た。明治以降は皇室の御料林となり昭和22年以後国有林となった。